■とりあえずいくら借りられますか?はNG

お金が足りなくなってから慌てて銀行に駆け込み、

「うちの会社、あといくら借りられますか?」と聞いてしまっていませんか?

銀行融資が通らない本当の原因は、業績の悪さだけではなく、

経営者の「圧倒的な準備不足」にあります。

■金融機関との「情報の非対称性」を解消する

多くの経営者は、「銀行員なら自社の業界やビジネスモデルを理解してくれているはずだ」と勘違いしています。

しかし、銀行員はあらゆる業界に精通しているわけではありません。

過去の決算書はあくまでも結果であり、決算書だけを渡されても、

なぜ売上が上がったのか、なぜ赤字になったのかという背景や、今後のビジョンまでは読み取れません。

経営者自らが、自社の強みや商流、現状の課題を言語化し、

数字に落とし込んで銀行に自ら説明し、「情報の非対称性」を解消することが融資獲得の第一歩です。

都合の悪いネガティブな情報も隠さず早期に開示する姿勢が、銀行からの信用に繋がります。

■融資面談で必ず聞かれる項目

銀行員が稟議書を通すために、必ず明確にしなければならない必須項目があります。

①なぜ必要なのか?

「お金が足りないから」は理由になりません。

前向きな資金なのか、赤字補填なのかを明確にします。

②いつまでに必要か?

ギリギリになってからではなく、余裕を持ったスケジュールを提示します。

③いくら必要か?

どんぶり勘定ではなく、根拠のある必要となる金額を伝えます。

④何に使うのか?

運転資金か設備資金かを伝えます。

ここで使途が実際と異なると、資金使途違反となり最悪の場合一括返済を求められ、

今後融資を受けられなくなる可能性があります。

⑤どんな効果が見込めるか?

借りたお金でどれだけ売上や利益が上がるのかを示します。

⑥どうやって返すのか?

売上金の回収による短期資金で返すのか、長期資金としてキャッシュフローから返していくのかを明確に伝えます。

⑦返せないときはどうするか?

担保や保証協会など、貸し倒れリスクに対する備えを伝えます。

■根拠のある経営計画を提出する

これらの項目を根拠として数字に落としこんだ損益計画と資金繰り表を持参して、

金融機関と対等なパートナーとしての信頼関係を築いていきましょう。